この記事で分かること
- ✓正誤だけでなく、失点した理由を分類する
- ✓復習は「次に取れる問題」から優先する
- ✓解説を読んで終わらず、日を空けて自力で再現する
判定を見る前に、問題用紙の記録を残す
受験直後は、どこで迷ったか、時間が足りなかったかを覚えています。自己採点の前後で、各問題に「自信あり」「迷った」「勘」「未着手」の印を付けましょう。結果表が返る頃には消えてしまう情報です。
正解した問題にも、勘で当たったものや説明できないものがあります。正誤だけで復習対象を決めると、こうした弱点を見逃します。
手順1:失点を4種類に分ける
原因を分類すると、次にやる勉強が具体的になります。複雑な分析表は不要です。各問題を次の4つのうち、最も大きい原因へ分けます。
知識不足
公式、語彙、用語、典型解法を知らなかった。教材の該当範囲へ戻ります。
理解不足
知識は見覚えがあるが、条件に合わせて使えなかった。例題から考え方を説明し直します。
処理・時間配分
解き方は分かるが遅い、後半に時間が残らなかった。大問ごとの時間と解く順番を見直します。
読み違い・計算ミス
原因となった動作まで特定します。符号、単位、設問条件など、確認する場所を決めます。
手順2:全部ではなく、次に取れる問題を選ぶ
復習の優先度は、配点の大きさだけでは決まりません。「頻出か」「今の知識で手が届くか」「他の単元にも影響するか」を見ます。難問1題に数時間使うより、典型問題の取りこぼしを直す方が次の模試へつながることがあります。
- 最優先:習った範囲で、次回は正解できそうな問題
- 次点:基礎知識の不足が複数問に影響している単元
- 後回し:正答率が低く、今の段階では前提知識が足りない難問
手順3:解説を閉じて、自力で再現する
解説を読んで納得した状態と、自力で解ける状態は別です。解説を読んだ後、何も見ずに方針を説明し、途中式や根拠を再現します。説明できなければ、理解できていない箇所が残っています。
その日に解けても、数日後にもう一度解きます。答えを覚えているだけか、考え方が身に付いたかを区別するためです。二回目も止まった問題は、模試の解説だけで粘らず、普段の参考書の該当単元へ戻ります。
手順4:復習を普段の勉強計画へ戻す
模試の復習を別枠のイベントにすると、通常の勉強と競合します。優先問題の解き直し、教材へ戻る範囲、再テスト日を、普段の週間計画へ入れましょう。
一回の模試で計画全体を変える必要はありません。ただし同じ原因の失点が複数回続くなら、教材の順番や科目の配分を見直す根拠になります。点数だけでなく、失点原因の変化を追うと成長が見えます。
当日〜翌日
自己採点、迷いの記録、失点原因の分類を行います。
1週間以内
優先問題を解き直し、必要な単元を参考書で補います。
1〜2週間後
印を付けた問題を何も見ずに再テストし、定着を確認します。
実行前のチェックリスト
- 迷った問題・勘で答えた問題にも印を付けた
- 失点を知識・理解・処理・ミスに分類した
- 次に取れる可能性が高い問題から優先した
- 解説を閉じて、自力で考え方を再現した
- 再テスト日と教材へ戻る範囲を週間計画に入れた
よくある質問
模試の復習は何日以内にやるべきですか?
迷った箇所や時間配分の記録は当日、失点原因の分類と最初の解き直しは記憶が残る1週間以内を目安にします。定着確認のため、さらに1〜2週間後の再テストも計画します。
模試は全問解き直すべきですか?
必ずしも全問である必要はありません。現段階では難しすぎる問題より、習得済みの範囲で取りこぼした問題や、基礎不足が複数問に影響した単元を優先します。
次の一歩
今の勉強で、最初に直す場所を整理する
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